許せないエネルギーを行使し続けると・・・
会社をやめて、ヨガの教室を始める時。
わたしがその行動を起こすエンジンに使ったのは、「後悔したくない」という思い。
やらなければきっと後悔する。
だから、やるっきゃない!
ということで、
まだヨガインストラクター養成講座の受講を決めただけの段階で、上司に半年後の退職を申し出た。
退路を断つ、というやつだ。
上司に話した後、やっちまったーと思ったね。笑
なぜこんな強引な方法を使ってまで、
その時実行しようとしたのか。
それは、後悔することへの抵抗がハンパなくあったから。
「後悔」をはげしく忌み嫌っていたわけです。
大学受験の時に「後悔」というものを死ぬほど味わっていて。
だから、またあの感情を味わいたくない!
その思いがとても強かったのだ。
でもねー・・・・
この「◯◯したくないから」とか「◯◯にならないように」みたいな、
反発や否定のエネルギーを使うと
ものすごーく疲れるんだわ。
自分のお尻をいつもたたいていないといけなくて、ちょっとの気も抜けない。
できない自分、やらない自分を決して認められない。
何かを見ないようにして、 とにかくやり続けなければならない。
一瞬の起爆剤としては、まぁ使えなくもないけど。
何年も、何十年も、
それをエンジンとして使い続けるのは、きっとムリ。
大好きなケン・ハラクマ先生のお話で
心にしみた言葉がある。
もう何年も前のことだけど、
大切にノートにとってある。
過去の経験をベースに新しい経験をつくるのではなく、過去の経験がなかったかのような新しい自分で新しい経験をつくっていくこともできる。
もちろん、過去の自分に戻ることだってできる。
ある時は、過去ベースからのパワーも使う。
ある時は、全く新しい自分のエネルギーも使う。
対応するものによって変えればいい。
そしてこれは、過去を否定するのでなく、
受け入れているからこそできるんだよ。
ほんとにそうだ。
後悔とはつまり、
過去の自分を責めている状態。
あの時のじぶんを決して許せないと思ってる状態。許せないエネルギーって、
ほんとに疲弊するし、悲しい。
わたしはその許せないエネルギーを
ずーっと使い続けていたんです。
対応するものによって使い分けられるほど
まだ過去を受け入れられていなかったし。
で、どうなった?
疲れた・・・
後悔を味わった受験の後
もう後悔しないぞ!って
許せないエネルギーを使い
行動を課した大学4年間。
疲れすぎて、逃げるように
地元に帰ってきた。
同じく、許せないエネルギーを行使して起業。
当時のわたしはまだ、それしか行動力のエンジンを知らなかったので、継続していくのにもきっとそれに近いエネルギーを使っていたのだと思う。
で、やっぱり疲れる感じってあったもんね。
やってみたかったように仕事をできていたはずなのに。
きっとそこが違和感だったから、
当時わたしは、その違和感の謎の答えを
ある環境に求めて
ひとつ大きな転機を迎えたのです。
その環境で学んだことで
許せないエネルギーや気合いなど、
ブンブンエンジンをふかすやり方でない
行動力の発動の仕方を知るわけですが。
それはまた次回にします^ ^